出版記念パーティ
社内活動動力マネジメント
こんにちは! 社長の中西です。
前回の投稿でトレーニングがとっても大事だよ、という話をしました。
私がそのように言えるようになったのは、実は最近です。
自分の人生を振り返ってみると、トレーニングしたくてもトレーニングできない時も多々ありました。
その違いは何か?
要因は2つあります。
第一の要因は「目的目標の有無」です。
目的目標が明確であれば、やる気が湧いてきて、つらいトレーニングでも乗り越えることができます。
私の場合、中学高校時代の勉強と定期テストは全くやる気が起きませんでした。
なぜかというと「何のために勉強するのか」が不明確だったからです。
また目的目標を顕著に喪失した経験があります。
それは中学3年生の時の部活動の合宿です。
私は中学高校時代にバドミントン部に所属していました。
試合に勝つという目的で、きついトレーニングにも積極的に取り組んでいました。
しかし、中学3年生の最後の試合に日程と合宿が重なってしまい、試合に出れなくなりました。
その時の合宿は最悪で、目的目標を失った私にとっては、全く価値のない合宿でした。
この時の合宿は渋々参加したのですが、次の合宿は抗議の意思を込めてボイコットしました。
目的目標のない中でつらいトレーニングをしたくなかったからです。
しかし不思議なことに高校1年生になると試合に向けて、バリバリとトレーニングをしたのです。
「目的目標の有無」が大きく影響していますね。
第二の要因は、幸福度です。逆の表現をすると「ストレスの有無」です。
ペンシルバニア大学の研究によると、幸福度が高い人は、幸福度が低い人と比べて創造性が3倍であることが
証明されています。
創造性が低いということは、未来や新しい自分を創造することができないことを意味します。
つまり、目的目標を考えられない状態です。
面白いアイデアは、お風呂に入っている時や遊んでいる時に思いつくことがあります。
これは幸福度やストレスと関係があるからです。
目的目標を創造できない時は、無理に創り出そうとせずに、一旦心と体を休めてリラックスすることが大事です。
特に自分の家族は幸福度に高低に大きく影響します。
昔、日本ハムファイターズで監督を務めたヒルマン氏は、選手との会話はいつも
「家族はどんな調子だい?元気にしているかい?」だったそうです。
エヴァンリード社の会議では、すべての会議の冒頭に「プライベートと仕事でうまくいっていること」を
メンバー全員で発表します。
それは会議が創造的な場として機能するための技術です。
幸福度が低い状態のまま会議にはいって「アイデアをだそう」といったところで、成果になりにくいのです。
成果を出すには、幸福度をあげることが必須なのです。