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30代で課長になった私の失敗談

さて、2012年の初頭。

私は当時の課長に会議室に呼び出されて、こう告げられました。

「台湾駐在の話があるけど、行ける?役職は生産管理課長です」と。

その時の私はマネジメント経験がなく、英語も中国語も話せない状態でした。

大変な仕事になることは分かっていましたが、きっと素晴らしい経験になると思って引き受けました。

2012年7月に赴任して最初の1年は予想通り、ものすごく苦労しました。

赴任して引き継ぎは1週間。

翌週からは手探りで業務を進めるしかありません。

そもそも私は生産管理業務をやったことがありませんでした。

その為、日本の工場担当者と生産管理について会話していても、相手が何を言っているのか分かりませんでした。

さらに台湾企業とのミーティングは、基本的に英語で行われるのですが、それも何を言っているかさっぱり分かりません。

スマートフォンの辞書で単語を検索しながら、なんとか凌ぎました。

ちなみに台湾の新竹という人口20万人の都市に赴任していたのですが、街では英語が通じません。

生活を成り立たせるために、中国語を大至急覚える必要がありました。

そのため、平日は夜中まで仕事して、土日は中国語と英語を勉強するという日々を送りました。

1年ほどその生活を続けると業務も言語も慣れてきて、2年目3年目は絶好調!上司や取引先からの評価も上々。

ところが、2度目の試練が訪れたのです。4年目に。つづく。

この記事を書いた人

中西文太

代表取締役社長

趣味:ゴルフ、アメフト観戦、漫画、アニメ、日本酒、ワイン