出版記念パーティ
社内活動動力マネジメント
こんにちは!社長です。
私が提唱する「動力マネジメント™️」は、2005年に原案を考えてその後ブラッシュアップを重ねて完成させました。
当時の私は「個人の人生観やわがままがが企業の破壊的イノベーションの源泉ではないか」との仮説を立てました。
なぜかと言うと社内で破壊的イノベーションを起こしている人は、良い意味でわがままに見えたからです。
また過去に起きている破壊的イノベーションは、企業の指示により計画的に起きたものはほとんどなく、偶然の中で生まれたものや個人の夢や野望から生まれたものが多いと知ったからです。
この仮説が正しいとするならば、破壊的イノベーションを起こす鍵は、会社の中で自分の人生観やわがままを言える仕組みを作ることが必要と考えました。
しかし、当時の日本企業で社員が人生観を会社に伝える仕組みは、実質的にありませんでした(形式上はあった)。
「動力マネジメント™️」を仕組みとして完成させるには、まず最初に人生観を醸成する(動力を発生させる)メソッドが必要です。
そこで私はそのメソッドの候補として、コーチングとキャリアカウンセリングをピックアップしました。
そして両方とも体験し、どちらが「動力マネジメント™️」に相応しいかを検証しました。
私は両方を体験し検討したので、その違いが明確にあります。
しかし、多くの人にとってはその違いが不明確な状態です。
特にカウンセリングはなじみがない(病気の人が受けるもの、という印象を持つ人が多い)。
今回はコーチングとカウンセリングの違いを紹介いたします。
コーチングもカウンセリングも相手に質問し、その回答を相手から引き出すという解決方法をとっていて、
正解は相手が持っているという立場は同じです。
その違いを伝えるために例を出して紹介します。
スポーツチームで強いチームには、多くの場合コーチがいます。
野球の場合だとバッティングコーチ、ピッチングコーチ、守備コーチ、走塁コーチ、ヘッドコーチ、ストレングスコーチなどです。
しかし野球チームにバッティングカウンセラーという役割の人はいません。
この差は何か?
コーチングは目的(やりたいこと)が明確な人をサポートするためのメソッドであり、
カウンセリングは目的(やりたいこと)が明確でない人をサポートするためのメソッドであることが、決定的な違いです。
野球チームは、野球をやって上手くなりたい、または勝ちたいという目的を持った人たちの集団です。
目的が明確であるため、サポートするのはコーチなのです。
カウンセリングは、何をしたらよいか迷っている人」つまり「野球やろうかな、音楽やろうかな、それとも勉強かな」と迷っていて行動できない人をサポートします。
では、なぜ私は「動力マネジメント™️」の基礎に、コーチングではなくカウンセリングを選んだのか?
それは企業で働く人の多くは「”本当は”何をしたいのか?」が見えていないと思ったからです。
「何をしたいか」が見えていない人にコーチングを提供すると、すでに決まっている企業の目的や目標を達成するにとどまり、未知の世界にチャレンジする破壊的イノベーションには辿り着きません。
だから破壊的イノベーションを生み出すために、キャリアカウンセリングの方が効果的なのです。
日本ではコーチングばかり知られていてカウンセリングはあまり注目されていません。
「動力マネジメント™️」が企業に導入されるともにキャリアカウンセリングの価値にも気づいて頂けたら、嬉しいです。
代表取締役社長
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