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創造力は移動距離に比例する

こんにちは!社長の中西です。

私は2014年から2017年にかけて世界23都市で学生向けキャリアセミナーを開催してきました。

海外で挑戦している学生のキャリアを事業として支援したかったからです。

当初想定していたビジネスとしては完全に不成功だったのですが、予想していなかった収穫を得ることができました。

創造力が飛躍的に豊かになったことです。

特に日本から遠い場所に行くほど、創造力が刺激されるのです。

 

例えば、アメリカのマサチューセッツ州立大学アマースト校を訪問しました。

この大学はボストンからバスを乗り継いで5時間ほどで到着します。

その大学の学食は全米の学食でNO1で、たしかに品揃え充実していて味も美味しい。

そもそも学食のNO1を決定する仕組みがあること自体が新鮮で、「なるほど、面白い」と思いました。

アマースト校は豊かな自然の中に雄大に造られていました。

次に紹介するのはスペインのサラマンカ大学です。

サラマンカ大学は約800年前に設立され、現存するスペイン最古の大学です。

マドリッドから電車で3時間半の土地にあります。

この大学は中世にタイムスリップしたかのような街並みで、訪れる者を圧倒します。

大航海時代には、当時の最先端技術を習得し航行計画を練る場所でした。

そして北京でのセミナーを終えた後に立ち寄った万里の長城。

紀元前から作られ始め、現存する壁の長さは6260km!

一体どれほどの人間がこの壁の建設に関わったのでしょうか。

世界には行くと自動的に創造力が働いてしまう場所があります。

年末の早朝だったせいか、万里の長城が貸切状態で最高に堪能できました。

 

私が以前住んでいた台湾では、トイレにこんな注意書がありましたw

「ここでは、どんな使われ方をしたのだろうか?」と掻き立てられますw

また、台湾人の友人に誘われて台湾人の結婚式に2回出席しました。

招待状を受け取ったので、そこに記載されている時間通りに行ってみたら、誰もいなくてビックリ。

30分くらい待つと漸く人が集まってくる。そしていつの間にか人が帰りはじめる。

翌日、台湾人部下に結婚式について話したら「時間通りに行ったらダメよ。予定時間の1時間遅れで始まるのが台湾の文化です」と笑いながら言われて、また驚きました。

”結婚式には時間通りに行かなければならない”というのは、私の思い込みでしたw

 

日本とは異なる文化に触れると自分の常識の殻が破られ、今まで縛られていた創造力が全力で動き出します。

特に日本から遠い場所に行けば行くほど、常識が覆り創造力が湧き上がります。

コロナ禍で移動の制限がありましたが、やはり物理的な移動は創造力を養う上で、とても重要です。

自分が創造的な活動をできていないと思ったら、まずは何も考えず遠い場所に旅してみてください。

なぜなら「創造力は移動距離に比例する」からです。

この記事を書いた人

中西文太

代表取締役社長

趣味:ゴルフ、アメフト観戦、漫画、アニメ、日本酒、ワイン